セルフメディケーション税制、知らない人が約9割

こんにちは、メディサポジャパンの飯田です。

 

 

 

2017年1月から始まった新制度「セルフメディケーション税制」

本日2月26日から始まる確定申告で、初めて適用されます。

 

 

 

 

 

こちらは略して「セルメ税制」とも呼ばれ、一部の市販薬を購入した額が年間1万2千円を超えると税控除が受けられるというものです。

(最高で8万8000円の控除、定期健康診断や予防接種などを受けていることが条件)

 

 

導入のねらいは、年々増え続ける国の医療費負担を減らすこと。

言わば、「自分で治せるような軽い病気は、できるだけ病院に行かずに市販薬で治しましょう」といったところかと思います。

 

従来の医療費控除でも、市販薬の購入費は控除対象として認められていましたが、セルメ税制のほうがハードルが低いのが特徴です。

というのは、従来の医療費控除には医療費の合計が年間10万円、または所得の5%(所得が2百万円未満の場合)という足切りラインがあり、その額を超えないと使えませんでした。

それにくらべ、セルメ税制の足切りラインは、年間1万2千円と低めの設定

医療費控除がより身近になったといえます。

(セルメ税制と従来の医療費控除の併用は不可)

 

自分の買いたい市販薬がセルメ税制の対象商品かどうかの見分け方は、パッケージにある共通識別マークです。

ただ、このマークの表示は法定義務ではないため、まだ表示していないものもあるようです。

早急に義務化してほしいところ。

 

購入した後ならば、レジでもらうレシートで対象商品の確認をすることができます。

レシートの品名の横に★印がついていればセルメ税控除対象商品です。

 

しかしこのセルメ税制ですが、日本医療政策機構が、昨年11月に世論調査を行ったところ、「知らない」が55・2%、「言葉は知っているが意味はよく知らない」が33・7%となり、合わせると約9割が知らないという結果になりました。

 

せっかくの新制度なのに、国の周知活動がまだまだ不十分でもったいないですね。

認知度アップに、今後もっともっと奮起を期待したいです!

 

コメントを残す