高齢者の転倒で注意すべき場所は「ぬ・か・づけ」
こんにちは、メディサポジャパンの飯田です。
人は加齢とともに、どうしても筋力の低下などで体のバランスを保ちにくくなってきます。
特に高齢者は、視力の衰えや服薬の影響なども加わり、歩行の際に転倒するリスクが高まります。
高齢者の転倒は骨折など大きな事故となり、それが寝たきりにつながることもあります。
ですのでその危険性を前もって知り、予防をすることが大切です。
高齢者がよく転倒する場所は、ずばり「ぬ・か・づけ」が多いそうです。
ぬ…ぬれている場所(浴室、台所の床、雨の日の店舗の床など)
か…階段・段差(下りだけでなく、上りでも)
づけ…片付けていない部屋(置きっ放しの物、広げたままの新聞紙、電源コードなど注意)
2016年の厚生労働省の国民生活基礎調査によると、介護が必要になった原因で、骨折・転倒は全体の約12%だそうです。
これは、認知症・脳血管疾患・高齢による衰弱に次いで、第4位だとか。
一度骨折した人は、同じところを骨折しやすくなり、特に女性は女性ホルモンの減少で骨粗鬆症になりやすいため注意が必要のようです。
高齢者の転倒は、いつも生活している慣れた場所で発生します。
周囲の人は、上記の「ぬ・か・づけ」に留意し住環境を整えるとともに、靴の底がすり減っていないかチェックしたり、急に呼び止めたりして驚かせない、支えて一緒に歩く場合は手をつなぐより腕を組むなどの気配りを。