6月1日、医療広告の規定が変更になります

こんにちは、メディサポジャパン の飯田です。

GW明けから肌寒い日が続いていましたが、今週からまた夏のような暑さに向かっていくようですね。

 

さて本日は、来月1日に施行されることになった新たな医療機関の広告規制についてお伝えいたします。

これまでウェブサイト上の医療機関広告については、法規制も罰則もない状態でしたが、美容医療サービス等の自由診療をめぐり消費者トラブルが後を絶たないことから、今回ウェブ広告も規制の対象となることに。

医療機関関係者の皆さまには、正しい情報提供のため、必要に応じて写真の削除や差し替え、文章の見直しなどをお願いいたします。

主な規制のポイントは以下の3つとなります。

1.患者の主観または伝聞に基づく治療の体験談は掲載不可

2.誤認の恐れのある治療前後のビフォーアフター写真は掲載不可

3.ステマ行為禁止(口コミサイトなどで意図的に特定の医療機関へ誘導)

 

虚偽、比較優良(他施設より優秀だと思わせる)、誇大にあたる表現は、規制の対象となります。

【例】

絶対安全な手術、必ず成功、(根拠の提示のない)○○%の満足度、日本有数の実績、日本一、ナンバーワン、国内最高峰、著名人も当院で治療、治療し放題プラン・キャンペーン実施中・期間限定○%オフなど費用のお得さを強調

 

1.は、個人によるウェブサイトへの口コミなどの掲載については該当しないようです。しかし、その個人に対して医療機関が金銭を支払っている場合は規制の対象となります。

2.は、写真の加工の有無に関わらず、規制の対象となります(イラストも含む)。治療内容や費用、リスク、副作用などの詳細説明があれば、広告可能となる場合もあります。

 

今回の施行に合わせてネットパトロールが行われ、一般からの通報も受けつけられます。発見されると指導が入り、指導に従わない場合は「6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金」が課せられます。

 

法令順守は基本ですが、集客アピールも大切なのが難しいところ。事実誤認や混乱を招かないような表現で、より良い情報を患者さんに提供できるのが理想です。

規制に対応しつつ、より良い表現で情報提供を目指したいものですね。迷う場合は弊社にご相談ください。

 

なお、ここに挙げたのは一例となりますので、詳しくは、厚生労働省ホームページ「医療法における病院等の広告規制について」をご確認ください。

 

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